北野 勝康

北野 勝康Katsuyasu Kitano

1958年生まれ。兵庫県神戸市出身。東洋情報システム(現TIS株式会社)にてTCP/IP通信システムの企画開発を担当後、1991年より5年間、同社英国法人にて勤務。帰国後、海外の情報技術導入およびWeb事業開発を担当。2000年4月にゲイトグループ株式会社を設立。2004年より不動産情報システムの企画開発を手がけ、2007年、不動産売却者(一般個人)向けのポータルサイト「不動産価格.net」を開設。不動産流通業界のトップ企業の大半が参画する国内最大級の不動産売却サイトとして全国展開中。

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会社経営と「保険」の実用的な関係

生命保険には、「保障」(いわゆる万が一の時のための)は当然のこととして、「事業承継・相続」「与信力の改善」「節税」「退職金」「利益の平準化」など、企業経営で発生するさまざまな問題を解決できる機能がある。保険のさまざまな機能をよく理解して使うことは、企業の経営にとって数多くのメリットがある。

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まずは、低速ギアでスローな経営を

小さな会社でも経営者となると多くの「やるべきこと」があります。トレーニング理論で言うところの「漸進性の原則」に従って、自社の体力を見極めながら意思決定していくことまずは体得しましょう。

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自分で食ってみて、胃袋で考える

起業してしばらくすると、まずは「これが自給自足ということか」と実感すると思います。これは食える、あれは食えない、それは不味い、これは美味いなど、自分の舌で判断し自分の胃袋で消化をするように仕事をこなしていくことになります。ですから、自分の判断力をしっかり磨くことが会社の生命力を強めることに直結してきます。

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リスクとは戦わない

事業をしていると想定外な状況が起こったり、予想がぶれたり、いろいろなレベルの落とし穴に遭遇します。会社規模が小さいだけに大きな落とし穴だと這い上がってこられないこともあると思います。経営者は感度のよいアンテナを常に働かせて落とし穴を事前に察知するように心がけるのは基本中の基本なのですが、実際には危機に直面したときにどう振る舞うかが生死を分けます。

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零細企業経営に不可欠な「優先順位」

起業する決断ができた人なら、それなりにプロとして得意分野/技術を持っていると思いますが、一方で経営者として会計や税務、営業マンとしての次の仕事確保のためのフットワークも必要とされます。一人でのスタートですから、何でもかんでも自分の手でやろうとすると、遅かれ早かれパンクします。事業を継続していくために不可欠なことは、自分なりの「優先順位」を設定するということだと思います。

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自分らしく愉しく仕事をするための起業

起業する前、将来の不安や迷いは誰にでもあると思います。自分の場合も1年くらい迷い続けましたが、「自分の意思で自分の人生を決めたい」という気持ちが日ごとに強くなった末の決断でした。